Arsenal Watch(アーセナル・ウォッチ)

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【アーセナル移籍ゴシップ】 夏の補強資金は約57億円しかない?

 チェフ:殆どの人々が理解できないと思う

チェコ史上最も優秀なGKとして数々の栄光を手にしてきたチェフですが、フットボールを始めた当初はGKじゃなかったと語ります…

 チェフ

「元々はMFや左ウィンガーとしてスタートしたんだ。そのあと、僕が8歳半くらい時だったと思うけど試合にGKが来ないことがあったんだ。」

「誰かがGKをやらなきゃいけないのは明らかだった。だから監督はトレーニングのとき何度かGKをやっていた僕を起用したんだ。そのときGKとして1試合をプレーしたのをGKコーチも見ていて、彼は僕がGKになることを望んだのさ。」

「僕はU-16欧州選手権でプレーしたんだけど、その時はまだどのクラブとも契約を結んでいなかった。そのあと突然あるチームが現れて契約を申し出たんだ。このチャンスが訪れたとき、僕は生まれ故郷であり7歳からずっとプレーしていたチームに残るか、それとも別のチームへ行くかを決めなきゃいけなかった。」

 「最終的に、僕はトップ・ディビジョンにいるスパルタ・プラハへ行くことに決めた。もちろん、僕は18歳とか19歳という年齢でCLをプレーするというプレッシャーを抱えていた。だけど、もの凄く大きな経験になったよ。」

「トップ・オブ・トップに到達してトップ・プロフェッショナルの小さなグループにいると、そこに止まり続けることや何かを手にする事がどれだけ難しいかを、殆どの人々が理解していないことに気付くんだ。」

 (ソース:Arsenal.com

 

 夏の補強資金は約57億円しかない?

今夏に様々な選手補強を計画していると噂されているエメリ監督ですが、ミラー紙の報道によるとアーセナルは補強資金として4,000万ポンド(約57億円)しか用意していないらしいです。エメリは就任直後となる昨年の夏の移籍市場で、サンプドリアからトレイラを3,000万ポンド(約43億円)で獲得するなど総額7,000万ポンド(約100億円)前後の補強を行なっています。しかし、その反動で今冬の移籍市場では全く資金を用意してもらえず、そのためローン移籍での補強オファーに終始し、やっとの思いでデニス・スアレスを獲得しています。

 そして、来季はCL出場権の獲得が任務となるシーズンですが、クラブから財政的な支援を受けられない可能性があります。そして夏の補強資金を少しでも増やすためには、週給35万ポンド(約5,000万円)という高給取りのエジルを放出する必要があります。また、ラムジーがFAでユベントスへ移籍することが確実視されていますが、これも高給取りを放出して少しでも給与総額を抑制する必要があったからだとされています。

(ここまでのソース:Mirror) 

 

アーセナルエジルは昨年2月にクラブ史上最高額の給与で新たな3年契約を結びました。当時はアレクシス・サンチェスがマン・Uへ引き抜かれた直後だったため、クラブもファンもワールドクラスの選手であるエジルの残留を強く望みました。そのため、クラブはそれまで守ってきた賃金構造を破棄し、クラブ史上最高額の高給で契約延長に踏み切ります。

その後、ベンゲルが退任しエメリが監督に就任しましたが、エジルは変わらずチームの中心であり続けると思われました。 しかし、エメリのプランではエジルは重要な存在ではなく、最近では殆ど出場機会を得られていません。

なお、アーセナルは昨年2月の契約延長以来、エジルに1,820万ポンド(約26億円)の給与を支払っています。

 (ここまでのソース:Mirror

 

エンケティアのアウグスブルクへのローン移籍が取り止めに

 1月の移籍市場でエンケティアがアウグスブルクへローン移籍する事で交渉がほぼまとまりかけていましたが、エメリの意向によりローン移籍は破談に終わったらしいです。ユースチームのコーチを務めるユングベリが明かしたとのこと。

エメリはウェルベックが長期離脱していることもあって、エンケティアをオーバメヤンとラカゼットの重要なバックアップと考えている様です。ただ、先日のマン・C戦ではスカッド入りしませんでした。

(ソース:Mirror

 

アーセナルは本当に資金難なの?

アーセナルが資金不足に陥っているため補強資金を用意できないという報道が目立ちますが、アーセナルの様なビッグ・クラブが本当に資金難なの?と思っているグーナーも多いと思います。そんななか、Twitterでクラブのファイナンシャル・レポートを分析されている方がいたのでツイートを貼ります。

 

 

 スポンサー収入やその他の商業収入を加味しない、純粋なフットボール事業だけで見ると、毎年5,000万ポンド(約71億円)以上の赤字を垂れ流す構造になっているそうです。これは選手の売却益があれば縮小します。

スポンサー収入や商業収入も含めるとクラブとしては赤字ではないと思いますが、それでもCLに出なくなったことで収益は悪化の一途を辿っている様です。

こうして見ると、クラブが契約が切れるたびに高額なキット・サプライヤー契約を結んでいることや、ファンからの人気は高いが給与も高いエジルラムジーを放出したがっていることの裏側もある程度理解できる様になるかもしれません。

また、アーセナルにはマン・Cやチェルシーのようにオーナーのポケットマネーに頼れないという事情もあります。オーナーのクロエンケ氏は先日行われたNFLスーパーボウルにも出場したロサンゼルス・ラムズのオーナーも務めていますが、そのラムズは新スタジアムを建設中です。スタジアムにはイベント会場やホテル・商業施設・オフィスなども併設され、総工費はおよそ50億ドル(約5,500億円)になるとのこと(ソース)。そして、その全てをクロエンケ氏が(銀行からのローンも含めて)負担する予定なのです。

 クロエンケ氏がリソースの大部分を新スタジアム建設に投入しているため、アーセナルは今後もオーナーからの財政的支援に頼らず『自前で』資金を稼ぎ出し続ける必要がありそうです。

 

 

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