【アーセナル移籍ゴシップ】今夏の支出は僅か29億円だった？
移籍するかもしれない4選手
今夏アーセナルはクラブ市場最高額の移籍金でぺぺを獲得するなど、6名の補強を行う充実した移籍市場を過ごしました。ただ、プレミアリーグの移籍市場は先週の木曜日で閉まりましたが、欧州各国のリーグでは9月上旬までマーケットが開いています。そのため、選手の放出はまだまだあり得ます。
エメリもプレス・カンファレンスで「今後20〜25日間で何名かの選手が去るだろう。スカッドをハッキリと確定させたい。」と語っており、 放出があることを示唆しています。football.londonが放出の可能性がある4選手をリストアップしています。
■ムスタフィ
まず放出候補と聞いて真っ先に思い浮かぶのがムスタフィ。週末に行われたニューカッスルとのリーグ開幕戦ではスタメン落ちしています。エメリも「昨シーズン終了後やプレ・シーズンが始まった際に彼と話し合い、そして2週間前にも移籍するかもしれないと話した。ただ、彼は優れた選手だしプレーする必要があることに疑問の余地はない。彼はここにいる訳だし、準備ができていて我々が彼を必要とすれば共にプレーできる。うまく行くと思うよ。」と語っており、残留に含みを残しながらも昨シーズン終了後からムスタフィと何度も移籍する可能性について話し合っていたことを明かしています。
ムスタフィにはモナコが興味を示していると噂されていますが、どの程度進展しているかは不明です。
■ エルネニー
アーセナルは1月の移籍市場以降、エルネニーに対するオファーを喜んで聞くというスタンスは変わっていません。今夏の移籍市場でガラタサライとフェネルバフチェが興味を示し、フェネルバフチェとは移籍へ向けた交渉が行われたようですが、合意には至らなかったそうです。
チーム内の序列はジャカ、トレイラ、グエンドゥジ、ウィロックよりも下のため、今夏が移籍する最適な時期かもしれません。
■スミス＝ロウ
昨シーズン後半にライプツィヒへローン移籍しましたが、怪我のため殆どプレーすることができませんでした。ただ、それでもブンデスリーガのクラブから関心を集めているようです。今夏の移籍市場ではウパメカノ獲得のためにスミス＝ロウの譲渡が取引に含まれるのでは？との憶測も飛び交いました。
しかし、アーセナルはスミス＝ロウを完全移籍で放出するつもりはないため、ローン移籍で放出されることになりそうです。怪我から復帰するのは9月下旬〜10月と言われています。
ティアニーを獲得したことで左SBは3人体制になりました。モンレアルにはレアル・ソシエダが興味を示しているとの報道もあります。ただ、モンレアル自身は移籍の噂を完全否定しており、アーセナルの一員としてプレーすると語っています。
（ソース：football.london）
今夏の支出は僅か29億円だった？
今夏のアーセナルは補強資金が4,500万ポンド（約58億円）しかなく、厳しい夏を過ごすことになるだろうと思われていました。しかし、蓋を開けてみればぺぺやティアニー、セバージョスを総額1億4,300万ポンド（約184億円）で獲得し、まさにビッグサマーと言える移籍市場を過ごしました。
補強資金と支出に大きな開きがありますが、これは移籍金を全て分割払いにしているためです。フットボール関連の財務分析を専門とし、Swiss Ramble のアカウント名でTwitterでも活動しているキーロン・オコーナー氏がこのカラクリを分析していました。
上記の画像にあるように、クラブ市場最高額の移籍金で獲得したぺぺも、今夏に支払うのは2,000万ポンド（約26億円）のみとなっています。そして、今夏の支払総額は4,600万ポンド（約59億円）と、当初から報じられていた補強資金とほぼ同額に収まっています。
さらに、イウォビをエバートンへ3,400万ポンド（約44億円）で売却し、コシエルニーやジェンキンソン、オスピナなどを放出して3,000万ポンド（約39億円）を得ています。これらの移籍金も分割？で得ることになっているようで、今夏に得たのは2,350万ポンド（約30億円）だとか。支出額から収入を引くと、今夏のアーセナルの支出はたったの2,250万ポンド（約29億円）という事になります。
また、新加入の選手の給与総額は週給50万ポンド（約6,400万円）ほどですが、選手の退団に伴い浮いた給与が週給70万ポンド（約9,000万円）ほどになるため相殺されます。
この様に、今夏のアーセナルはサンジェイを中心に帳簿の上でも大成功と言える移籍市場を過ごしましたが、それでも来シーズンのCL出場権獲得は絶対に必要だと指摘されています。ELで大成功を納めたとしても、CLノックアウト・ステージ進出で得られる収入との差額が5,000万ポンド（約64億円）にもなるらしいです。
移籍市場で結果を出したアーセナルは、今度はピッチの上で結果を出す必要があります。
（ソース：The Sun）
簿記の知識に乏しいのでなかなか理解するのが難しく、ザックリした内容になってます…
