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J・クロエンケ副会長:バクーでの敗戦が夏の補強方針を決定付けた

J・クロエンケ副会長:バクーでの敗戦が夏の補強方針を決定付けた

ジョシュ・クロエンケ副会長がBBCのオーンステイン氏との対談に応じ、今夏の移籍市場を大成功に導いたスタッフを称賛すると共に、今夏の補強方針はバクーでの敗戦から生まれたものだと語っています。

ジョシュ・クロエンケ副会長

「(バクーで行われたチェルシーとのEL決勝戦において)試合の後半がスタートしてから、夏の補強という観点から見て我々の現在の立ち位置といくつかの目標があることを理解した。つまり、後半45分間の内容をベースに戦略を練り直す必要があると感じたんだ。」

「CL出場権を逃したことは分かった。我々にはそこでプレーできる才能が求められている。バクーから飛行機で戻ってきたヴィナイ(・ヴェンカテシャム)とラウール(・サンジェイ)、そしてウナイ(・エメリ)と共に翌日は終日ミーティングを行ない、そこで『アグレッシブにやるべき事をやろう』という趣旨のメッセージを送った。」 

「彼らはマーケットに飛び出し、彼らの持つ人脈と新たなチームの素晴らしい活躍もあって、アーセナルFCでプレーできる事に大きな興奮を覚える、才能ある選手を見つけることができた。」 

「我々はとても力強い夏を過ごすことができたと思っている。今シーズンだけでなく今後数年間のことを考え、ピッチ上の特定のエリアに絞って取り組んだ。また、特定の年齢層の選手を求めて活動した。CL出場権が無かったので確信は持てなかったのだが、僕はフットボール・オペレーション部門にガンガン行けと背中を押した。アーセナルFCが選手のドアをノックするというのは、他のクラブとは違うんだとね。」 

「今夏の我々は、バクーでの敗戦もあって優位なポジションではなかった。実際、アーセナルFCにまだこれだけのオーラが残っている事に驚いた人々もいただろう。我々も現在だけでなく今後へ向けてプッシュし続けられることに興奮しているよ。」

 

今夏のアーセナルは補強資金が4,500万ポンドしかないと報じられていましたが、蓋を開けてみるとマルティネッリに始まりセバージョス(ローン)、サリバ、ぺぺ、ティアニー、ルイスと総額1億ポンド以上の補強を行なっています(これらは全て分割で支払う予定)。

一方、売却益をみるとイウォビ、ビエリク、コシエルニー、オスピナ、トンプソン、アマエチ、ジェンキンソン、そしてエンケティアをローンで放出しました。また、べナセルとレネ=アデレードの売却条項により移籍金の一部を受け取っています。 

アーセナルはこれまで通りの自立モデルを貫いたのか、それともオーナーのスタン・クロエンケ氏率いるKSEから資金投入があったのかを問われると、ジョシュ氏は明言を避けて、アグレッシブという言葉の意味から察して欲しいとだけ語っています…

「僕から詳細を話すつもりはないよ。アグレッシブという言葉と、それが持つ意味から行間を読むことができるだろう。」

「この件はクラブのプライベートな問題と言える。ただ、ファンの皆さんにはアグレッシブという言葉の通り我々が活動したことを理解して欲しい。」 

「夏になればアグレッシブな手段を用いることで、売却益に依存することなく活動できる様になることは分かっていた。スタッフはマーケットに飛び出し、まさに魔法の様な働きをしてくれた。彼らが我々の味方であることを嬉しく思う。」

 

当初、アーセナルは移籍市場で低調な動きをしているように見えました。そのため、ファンから積極的な補強に動くよう求める署名活動が行われるという異例の事態も起こっています。しかし、ジョシュ氏は1億ポンド以上の資金投入とファンからのプレッシャーは無関係だと語ります…

「世論の意見に左右されてクラブ・レコードとなる補強を行なっていたら、クラブはお先は真っ暗だ。今年の夏は後手後手に回るのではなく、間違いなく先を見越して行動していた。」 

「ただ、残念ながら今夏は一部のサポーター・グループが公の場で行動を起こした。我々としては、彼らの抱く懸念に持てる能力をフル活用して答えようとした。」 

「移籍市場は進化しているし、生き物のようでもあり、活気に満ちている。我々はその中でターゲットを絞り、それらの案件に時間をかけて取り組み実現させることができた。」

「我々がマーケットで活動しているとき、皆さんには我々が何を考えて行動しているかは分からないかもしれない。また、そこから出てきた名前を見て驚くこともあるだろう。ただ、これらの補強がアーセナル・ファンの励みになればと思う」 

 「1月の移籍市場については、まだ自分達から先へ進むことはしたくない。短期的にいくつかのことを評価し、今後どの部分について取り組む必要があるかを判断しなければならない。それを踏まえた上で、1月になったら再びアグレッシブに活動するよ。」

 

スタン氏の反応について…

「彼も興奮している。ニューフェイスと舞台裏で知り合う機会が増えたし、彼らがそれぞれ父の周りにいる機会も増えたからね。彼もワクワクしているよ。」

 「難しいのは、我々が今後数年間に渡るプランを立てていることを辛抱強く理解することだ。我々は北米にいるチームと連携を取りながら、こうした人達と共にアーセナルの意思決定者として活動していきたい。今夏は彼らの持つクォリティを示した最たる例になるだろう。」

 

(※ここでエメリを賞賛するコメントをしていますが割愛します。)

 

03-04シーズンに無敗優勝を達成して以来、15年間に渡りリーグ優勝から遠ざかっているアーセナルですが、ジョシュ氏は今後数年以内のプレミアリーグ制覇が目標だと語ります…

「我々の野望はファンの皆さんと同じだ。優勝したい。それも、できるだけ頻繁に何度もね。彼らは魅力的で本当に見ていて楽しいフットボールを期待している。我々にはそれを実現する力があると思う。」

「我々には最上級の野心があって、北米でも優勝を目指している。ロスアンゼルスラムズは昨年スーパーボールに出場した。バクーの決勝戦を体験した後なので、CLの決勝戦がどういう雰囲気かは想像がつくよ。」

プレミアリーグには最高に素晴らしいクラブが6つあるが、残念ながらCL出場枠は4つしかない。クラブに再投資を行い、CL出場を望むプレーヤーを惹きつけられる様にしたいが…まずはプレミアリーグで優勝することが我々の目標だ。」

 

スタン氏率いるKSEは2007年からアーセナルの株式取得をスタートさせ、1年前にライバルのウスマノフ氏から株式を取得したことでアーセナルの経営権を掌握しました。しかし、以前からファンはKSE、特にスタン氏のやり方に不満を持つ人も多く存在します。

そんな中でジョシュ氏は、ここに留まりまずはチームの利益のためピッチ上から信頼関係を築きたいと語ります…

「(アーセナルのファンは)僕がこれまで見てきた中で最もパワフルな人達だ。」

「情熱にもいろいろ種類があるけれど、アーセナルのサポーター・コミュニティの情熱は、まさに目を見張る様な素晴らしい光景だと思う。マッチデイにここに来るとそれだけで身震いがするんだ。サポーターが団結して我々のグループを支えてくれているというのは本当に頼もしい。彼らは真に実行力のあるグループだと思う。」

「彼らに我々が何者で、なにを目指しているかを理解して欲しいと思っている。我々それぞれのパーソナリティを理解しようとすることが大事なんだ。なぜなら、僕らだって結局のところファンの一人だからね。タイトルを取りたいんだ。そうすれば仕事がずっと楽になるしね。」

「ファンの皆さんにも我々の情熱を知ってもらうことが重要だと思っている。昨シーズンいくつかのファン・グループと会ったけれど、僕からは時間と共に信頼関係を築くことができると伝えた。もちろん、今すぐ信頼してくれたら最高だけど、まずは今後数年かけてその信頼を築いていかなければいけない。我々の関係はまだ始まったばかりだし、より多くの仕事をこなしていく中でたくさんの信頼が得られることを願っている。」 

エミレーツは常に僕や僕の家族にとって特別な場所だ。ここに居られることに興奮しているし、できればずっと居たいね。」

(ソース:BBC) 

 

 

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